片頭痛に悩む方へ ～つらい頭痛の対処法と漢方のアプローチ～

こんにちは。なつめ薬局の管理薬剤師（国際中医専門員）の千知岩（ちぢいわ）です。

 

今回は「片頭痛」について取り上げてみました。

当薬局にも、年間を通して片頭痛のご相談を多くいただいています。

片頭痛は、激しい頭痛や吐き気を伴い、夜中に突然痛みで目が覚めるなど、日常生活に大きな影響を与えることがあります。

そこで、片頭痛の原因や症状、そして予防・軽減のための対策についてお伝えするとともに、漢方薬を取り入れたアプローチについてご紹介いたします。

 

｜片頭痛とは？

片頭痛は、頭の片側に強い痛みが生じる症状で、しばしば吐き気や光や音に対する過敏症も伴います。

痛みの程度は個人差があり、生活の質を著しく低下させることがあります。

夜中に激しい痛みで目が覚めたり、急に吐き気が襲ってくる場合もあり、非常につらい状態となることが多いことが特徴です。

 

｜片頭痛が起きやすい状況

片頭痛は、いくつかの外的・内的要因が重なって発症しやすくなると言われています。

例えば、以下のような状況が影響していると考えられます。

●ストレスの蓄積

長時間の労働や精神的な緊張は、片頭痛を引き起こす大きな要因となります。

●生活リズムの乱れ

睡眠不足や不規則な食事、長時間のパソコン作業など、生活のリズムが乱れることも片頭痛の発症に関与していると言われています。

●環境の変化

気温の急激な変化や季節の変わり目に、体調が崩れやすくなるのも影響のひとつです。

 

これらの要因が組み合わさると、突然激しい痛みが発生し、日中の活動だけでなく、夜間の睡眠にも支障をきたすことがあります。

 

｜予防・軽減のための対策

片頭痛の症状を軽減し、いつも通りの日常生活を送るためには、以下のような対策が推奨されています。

 

1.生活習慣の改善

★規則正しい睡眠

毎日同じ時間に寝起きする習慣をつけ、十分な休息を取ることが大切です。

★適度な運動

軽いストレッチやウォーキングなどで、血行を促進しストレスを軽減しましょう。

★バランスの取れた食事

栄養バランスを意識した食事を心がけ、カフェインやアルコールの摂取を控えることで、体調の安定に役立ちます。

 

2.ストレスの管理

趣味やリラックスできる時間を意識的に作ることで、日々のストレスをため込まないよう心がけてください。

 

3.生活空間の整備

室内の温度や湿度を適切に保つことも、体調を安定させる効果的な方法です。

 

4.薬の服用

あまりに症状が強い場合は、専門病院を受診することも視野に入れ、必要に応じて薬を服薬することで片頭痛を抑える方法もあります。

 

｜漢方薬の視点からのアプローチ

漢方医学では、片頭痛の症状は体内の「気」や「血」の流れの乱れから来ると考えられています。

漢方薬は、体質に合わせた調製を行うことで、体全体のバランスを整え、片頭痛のさまざまな原因を和らげる効果が期待できます。

例えば、体を温めて血流の促進を促すものや、ストレスを軽減させる効果が期待できる漢方薬など、さまざまな種類があります。

お一人おひとりの症状や体質により最適な漢方薬は異なりますので、専門知識をもった医師や薬剤師にご相談いただくことをお勧めします。

 

 

｜最後に

片頭痛は本当に辛いものです。夜中に痛みで目が覚めたり、吐き気に襲われたりするほどの症状がある場合、日常生活に大きな影響を及ぼします。

もし片頭痛でお悩みの方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

なつめ薬局では、あなたの体質や生活習慣に合わせた漢方薬の提案と、生活全体の見直しに向けたアドバイスを丁寧に行っております。

私たちは、福井で地域に根ざしたサポートを通じて、皆さまがより快適な日常を送れるようお手伝いしたいと考えています。

安心してご相談いただければと思います。

 

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