不眠症でお悩みの方へ
2025.03.11
こんにちは、なつめ薬局の管理薬剤師(国際中医専門員)の千知岩(ちぢいわ)です。
「なかなか寝つけない」「途中で何度も目が覚める」「朝起きても疲れが取れない」…このような症状にお悩みではありませんか?
最近、当薬局にも【不眠症】に関するご相談が増えてきています。
不眠症は、多くの方が経験する身近な問題です。
特に春は環境の変化や気候の影響で、自律神経が乱れやすく、不眠の症状が悪化しやすい季節です。
今回は、不眠症の原因や対処法について解説しながら、漢方の視点からもお話しします。
|不眠症とは?
不眠症とは、以下のような症状が続き、日常生活に支障をきたす状態を指します。
●入眠障害:布団に入ってもなかなか寝つけない
●中途覚醒:夜中に何度も目が覚める
●早朝覚醒:朝早く目が覚めてしまい、その後眠れない
●熟眠障害:ぐっすり眠った感じがしない
日本では、成人の約30%が何らかの不眠症状を抱えていると言われています。(出典:不眠症 | e-ヘルスネット:厚生労働省)
特に女性は、ホルモンバランスの影響もあり、不眠症になりやすい傾向があります。
|不眠症の主な原因
1.ストレスや環境の変化
春は入学・転職・異動など、環境の変化が多い時期です。新しい生活への適応によるストレスが、自律神経を乱し、睡眠の質を低下させることがあります。
2.寒暖差や気候の影響
春は寒暖差が激しく、特に朝晩の温度差が大きいことが特徴です。この気温の変動が体内リズムを乱し、眠りを浅くする要因になります。
3.日照時間の変化
春になると日照時間が長くなり、体内時計の調整が必要になります。急激な変化に適応できず、寝つきが悪くなったり、途中で目覚めたりすることがあります。
4.花粉症による影響
春は花粉症の季節でもあります。鼻づまりやくしゃみ、かゆみが続くと、寝苦しくなり、睡眠の質が低下します。
|不眠症の対処法
■生活習慣の見直し
1.就寝・起床時間を一定にする
休日も含め、同じ時間に寝起きすることで体内時計を整える
2.寝る前のスマホ・テレビを控える
ブルーライトが睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌を妨げます
3.適度な運動を取り入れる
ウォーキングやストレッチでリラックス効果を高める
4.リラックスできる環境を整える
アロマやぬるめのお風呂で心と体を落ち着かせる
■食事・飲み物に気をつける
1.カフェインの摂取を控える
コーヒーや緑茶は寝る3時間前までに
2.温かい飲み物でリラックス
白湯やハーブティーなどで体を温める
3.消化に良い食事を心がける
胃に負担をかけると、寝つきが悪くなることがあります
|漢方の視点から考える不眠症対策
漢方では、不眠の原因を「心身のバランスの乱れ」と捉えます。
例えば、ストレスによる自律神経の乱れや、血流の滞り、胃腸の不調が不眠につながると考えられています。
そのため、漢方では「心を落ち着ける」「血の巡りを良くする」「胃腸の働きを整える」といったアプローチで、不眠の改善を目指します。
ただ、自己判断で漢方薬を選ぶのは避けることをお勧めします。
漢方薬は、個人個人の体質や不眠の原因や症状に合わせて選ぶことが大切です。自分にあった漢方薬を選ぶことで、より効果が期待できます。
当薬局では「眠れない」「夜中に何度も目が覚める」など、お悩みに合わせたご提案が可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
|眠れない夜が続くなら、ぜひご相談ください
「ずっと不眠が続いている」「いろいろ試したけれど改善しない」…そのようなお悩みがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
なつめ薬局では、体質や生活習慣に合わせたアドバイスを行い、一人ひとりに合った自然なケアをご提案いたします。
心地よい眠りのために、あなたに合った対策を一緒に考えていきましょう。
▶ ご相談はお気軽に!なつめ薬局まで
■体質に合わせた漢方薬選びをサポート
■事前予約制で丁寧なカウンセリング(お薬手帳などもお持ちいただくとスムーズです)
■漢方薬の目安:1カ月あたり5,000円~(保険適用外となります)
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