春の肌荒れ・乾燥・赤みにお悩みの方へ


2025.04.17

漢方とスキンケアで整える春の敏感肌対策

こんにちは、なつめ薬局の管理薬剤師の千知岩(ちぢいわ)です。

春は気温も湿度も上がって過ごしやすくなる一方で、「肌荒れがひどくなった」「急に赤みが出た」「顔がかゆい」など、肌トラブルのご相談が多くなる時期です。

今回は、春の肌荒れ対策としておすすめの漢方とスキンケアの考え方についてご紹介します。

 

なぜ春は肌トラブルが増えるの?

春に起こる肌荒れや乾燥、赤み・かゆみの原因には、以下のようなものがあります:

・花粉、黄砂、PM2.5などの外的刺激

・急激な寒暖差や強い風による皮膚バリアの乱れ

・進学・就職・異動など、環境変化に伴うストレス

・自律神経の乱れやホルモンバランスの変化

このような外的・内的ストレスが積み重なると、肌のバリア機能が低下し、敏感に傾きやすくなります。

 

よくあるご相談内容をご紹介します

春の季節には、以下のような肌トラブルでご相談いただくケースが多く見られます。

※以下は代表的な例であり、個別の事例ではありません

 

例①:30代女性/花粉の時期になると顔が赤くヒリヒリする

春先になると毎年、肌が乾燥し、花粉の影響か顔全体が赤くなってしまう。

スキンケアも沁みてしまう状態で、何を使えばいいか分からない。

 

例②:40代男性/肌がかゆくなって夜眠れない

気温が上がる春先から体のあちこちがかゆくなり、寝つきが悪くなる。

肌に赤みもあり、ストレスも重なってかゆみが悪化しているような気がする。

 

例③:高校生/マスクで口周りが荒れやすい

春になるとマスクの中が蒸れて、口の周りやあごが荒れてニキビのような赤みが出る。

皮膚科にも通っているが、根本的な改善が見られない。

 

春の肌トラブルにおすすめの漢方の考え方

漢方では、肌荒れやかゆみ、赤みといった症状は「内側のバランスの乱れ」としてとらえます。

特に春は「肝(かん)」の働きが高まる季節で、自律神経が乱れやすく、ストレスがたまりやすい時期でもあります。

体質や症状によって、次のような漢方的アプローチが考えられます。

 

かゆみ・赤み・湿疹が強いタイプの方へ

体にこもった余分な熱や湿気を整える漢方薬をお勧めしています

 

ストレスが原因で肌が荒れるタイプの方へ

自律神経の乱れを整え、気分の落ち込みやイライラをやわらげる漢方薬をお勧めしています

 

乾燥によって粉を吹いたりかゆみが出る方へ

体の内側から潤いを補い、血流や皮膚代謝を整える漢方薬をお勧めしています

 

敏感肌になりやすい春のスキンケア対策

漢方とあわせて、日々のスキンケアでも肌をいたわる工夫が大切です。

低刺激・高保湿のスキンケアに切り替える
春は刺激を受けやすい時期。セラミドやヒアルロン酸など保湿成分がしっかり入ったシンプルなケアがおすすめです。

 

洗顔はぬるま湯・短時間でやさしく
熱いお湯や強くこする洗顔はバリア機能を損なう原因になります。

 

花粉・ほこりを防ぐための保護クリーム
肌の表面にバリアを作ってくれるクリームや下地を使うのも有効です。

 

栄養バランスを整える
 ビタミンB群、C、E、亜鉛など、肌の再生をサポートする栄養素を意識しましょう。

 

ご自身に合った方法で春の肌を守りましょう

春の肌トラブルは多くの方にとって共通の悩みです。

なつめ薬局では、肌トラブルの根本的な改善を目指して、お一人おひとりの体質や生活習慣に合わせた漢方相談を行っています。

「何を試しても改善しない…」

「この肌荒れ、もしかして春特有のもの?」

そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

まとめ

春は肌のバリア機能が乱れやすく、敏感肌・乾燥肌・かゆみ・赤みといったトラブルが起こりやすい季節です。

スキンケアだけでなく、体の内側から整える漢方という選択肢も、根本改善につながる一つの方法です。

肌のことでお悩みの方は、女性・男性問わず、ぜひなつめ薬局までご相談ください。

 

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