冷たい飲み物ばかりで胃腸が弱っていませんか?夏の“内臓冷え”に注意
2025.07.22
【結論】夏こそ「冷え」に要注意。
冷房や冷たい飲食で内臓が冷え、胃腸の働きが弱まり、疲れやすさや体調不良につながることも。
自分の体に合った養生とケアで、内側から元気を取り戻しましょう。
こんにちは。福井市にあるなつめ薬局の管理薬剤師の千知岩(ちぢいわ)です。
夏は「暑さ対策」が必要な一方で、見落とされがちなのが「内臓の冷え」。
最近、こんなお悩みはありませんか?
- 冷たいものを飲んだあと、お腹が痛くなる
- 食欲がわかない・胃が重たい
- なんとなく疲れやすい、だるさが抜けない
- お腹が冷えている気がする
それ、“内臓の冷え”が原因かもしれません。
ポイント1.胃腸の不調は「夏冷え」が引き金になることも
夏は、冷房の効いた部屋で長時間過ごしたり、冷たい飲み物やアイスを口にしたりする機会がどうしても増えます。
体の外と中、両方から冷えることで、胃腸がダメージを受けやすくなる季節でもあることをご存知でしょうか?
特にもともと胃腸が弱い方や冷え体質の方は影響を受けやすい傾向にあります。
- 胃痛、胃もたれ
- 下痢や軟便
- 食欲不振
- 疲労感
- 寝ても疲れが取れない
といった症状がある場合、胃腸がSOSを出している可能性もあります。
ポイント2.漢方の視点:冷えによる“気”と“消化機能”の低下
漢方では、夏の「内臓冷え」によって “気”の巡りや消化機能(脾・胃)の働きが落ちると考えます。
この状態を放っておくと、疲れやすさが慢性化したり、秋にかけて体調を崩しやすくなったりするため、早めのケアがとても大切です。
ポイント3.自宅でできる「内臓冷え」対策
次のような養生を心がけるだけでも、胃腸への負担を減らし、夏を元気に過ごすことができます。
●冷たいものは「量」と「タイミング」を意識して
キンキンに冷えた飲み物より、常温や温かい飲み物を基本にしてください。
冷たい飲み物は食後すぐや寝る前は避けることをお勧めしています。
●朝・晩は温かい食事を
冷房で体が冷えやすい朝晩こそ、温かいスープやお味噌汁、根菜、ショウガ、白ねぎなどを取り入れましょう。
●お腹まわりを冷やさない服装を意識
エアコンの効いた室内では、腹巻きや薄手のインナーなどでお腹を守るのも効果的です。
●お風呂は湯舟につかることを意識
39度前後のお風呂につかることもお勧めしています。
じんわり汗をかいたり、外側から胃腸を温めることも大切です。
●胃腸にやさしい「漢方的ケア」もおすすめ
体質に合わせた漢方のケアは、内側から体を整えるサポートになります。
まとめ|「夏こそ冷え対策」を意識して、体の内側から元気に
「暑いのに冷え?」と思うかもしれませんが、夏の冷えは体の内側からじわじわと不調を引き起こす厄介な存在。
胃腸の違和感や疲れが気になるときは、“夏の冷え”が関係しているかもしれません。
福井市のなつめ薬局では、体質や生活リズムに合わせた胃腸の不調・内臓冷えの漢方相談を行っています。
「病院に行くほどでもないけど、なんとなく不調…」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。
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