夜眠れないときに見直したい生活習慣|脳と体のリズムを整えるコツ


2025.09.08

【結論】
「夜眠れない…」と悩んでいる方の多くは、脳や体のリズムが乱れていることが原因です。

特に現代人は 脳のマルチタスク で日中フル稼働しており、夜になっても脳が“オフ”に切り替わりにくくなっています。

快眠のポイントは、深部体温を下げることと体内時計を整えること

入浴や食事、生活リズムを工夫することで、寝入りばなをグッスリ過ごせる環境をつくることができます。


深部体温を下げる工夫が眠りのカギ

人が自然に眠りにつくとき、体の内側の温度=深部体温を下げることが重要です。

そのために効果的なのが 入浴で汗をかくこと。

一度体温をしっかり上げてから湯上りに放熱を促すと、深部体温がスムーズに下がりやすくなります。

また、冷たい水をゆっくり飲むのもおすすめです。

急激に体を冷やすのではなく、体の中から潤いを補いながら自然に温度を調整することが大切です。


「寝入りばな」をグッスリすることが大切

眠りの質を高めるうえで重要なのは、最初の90分といわれる寝入りばなの眠りです。

ここで深い眠り(ノンレム睡眠)が得られると、脳や体の修復がしっかり行われ、翌朝の目覚めもスッキリします。


脳のメカニズムと食事のポイント

眠りには脳内物質の働きが大きく関わります。

特にアミノ酸やタンパク質は、睡眠ホルモン「メラトニン」の材料となる神経伝達物質の生成に欠かせません。

夕食で良質なタンパク質(魚・豆腐・卵など)を意識することで、脳の休息リズムを助けることができます。


体内時計を整える生活習慣

「夜眠れない」方の多くは、体内時計が乱れているケースも少なくありません。

以下の習慣を取り入れて、脳に「眠るリズム」を記憶させましょう。

  • 朝決まった時間に起きる(太陽光を浴びることでリセット)

  • 消灯する時間を決める(夜はブルーライトを避ける)

  • 寝る前のスマホや作業を控える(脳をマルチタスクから解放する)

漢方の視点から見る「夜眠れない」不調

漢方では、眠りにくさの背景に「気(エネルギー)」「血(栄養)」「水(体液)」の乱れがあると考えます。

  • 日中のマルチタスクで「気」が消耗し、脳が休まらない

  • 紫外線や疲労で「血」が不足し、落ち着いて眠れない

  • 冷房や飲食で「水」の巡りが悪くなり、体がこわばる

こうしたバランスの崩れが、睡眠トラブルにつながるとされています。

なつめ薬局では、体質や生活習慣に合わせたご提案を行い、「眠れるリズム」を整えるサポートをしています。


まとめ|眠りは「生活リズムの積み重ね」

「夜眠れない」と感じるとき、睡眠薬に頼る前にできる工夫はたくさんあります。

  • 入浴で汗をかいて深部体温を下げる

  • 湯上りに冷たい水をゆっくり飲む

  • 寝入りばなをグッスリ過ごす工夫をする

  • タンパク質をしっかり摂る

  • 朝の起床・夜の消灯を習慣化する

これらを意識することで、脳も体も自然に休めるようになり、翌日のパフォーマンスも改善していきます。

なつめ薬局(福井市)では、漢方的視点を交えた睡眠ケアのご相談も承っています。

「最近眠れない」「疲れが取れない」と感じる方は、ぜひお気軽にご相談ください。


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