秋バテにご注意|季節の変わり目に起こる不調とその対策
2025.09.22
【結論】
夏を乗り越えたあとに感じる「だるさ」「食欲不振」「気分の落ち込み」。
これらは“秋バテ”と呼ばれる状態かもしれません。
季節の変わり目に体調を崩しやすい方は、夏の疲れが残っているサインです。
生活習慣を整え、体の内外からケアすることで、秋も元気に過ごすことができます。
秋バテとは?
「秋バテ」とは、夏の暑さや冷房、冷たい飲食の影響で体が疲弊し、その疲れが秋になって表面化する状態を指します。
主な特徴は以下の通りです。
- 体がだるい、疲れやすい
- 食欲がない、胃の重さを感じる
- 頭痛やめまいが出る
- 気分が落ち込む、やる気が出ない
- 眠りが浅い
一見「夏バテ」に似ていますが、秋バテは涼しくなってきても疲れが抜けないのが特徴です。
秋バテの原因
◇夏の疲労が残っている
猛暑や寝不足で消耗したエネルギーが、秋になって不調として現れます。
◇自律神経の乱れ
昼夜の寒暖差や台風など気圧の変化によって、自律神経のバランスが崩れやすくなります。
◇胃腸の冷え
冷たい飲み物やアイスなどを摂りすぎて胃腸が弱っていると、秋に入っても消化機能が回復せず、食欲不振やだるさにつながります。
秋バテ対策のポイント
○温かい食事を心がける
冷たい飲食は控えめにして、スープや鍋物など温かい料理を取り入れましょう。
胃腸を優しく温めることが大切です。
○生活リズムを整える
早寝早起き、朝の光を浴びることで体内時計が整い、自律神経のバランスが回復しやすくなります。
○軽い運動を取り入れる
ウォーキングやストレッチで血流を改善。心地よい疲労感が眠りをサポートします。
○入浴でリラックス
湯船に浸かって体を温めると、副交感神経が優位になり、心身ともにリラックスできます。
漢方の視点から見た「秋バテ」
漢方では、季節の変化による不調は「気」「血」「水」のバランスの乱れから起こると考えます。
- 夏に消耗した気(エネルギー)を補う
- 紫外線や暑さで消耗した血(けつ)を養う
- 胃腸を冷やしすぎて不足した水(潤い)を補う
これらを整えることで、秋バテからの回復をサポートし、冬に向けて健やかな体を準備することができます。
まとめ|秋は「夏の疲れをリセットする季節」
秋バテは“夏のツケ”のようにやってきます。
だるさや食欲不振を放置すると、冬の冷えや免疫低下にもつながるため、早めのケアが大切です。
なつめ薬局(福井市)では、体質や生活習慣に合わせた漢方相談を行っています。
秋の不調や疲れが気になる方も、ぜひお気軽にご相談ください。
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