乾燥の秋に注意!喉・肌を守るセルフケア
2025.10.20
こんにちは、なつめ薬局の千知岩です。
秋になると、朝晩の冷え込みとともに空気の乾燥が進みます。
「肌がカサカサする」「喉がイガイガする」「朝起きると声がかすれる」
こうした不調を感じていませんか?
実は、秋の乾燥は肌だけでなく、“体の内側”にも影響を与えています。
今回は、喉や呼吸器を守るセルフケアと、漢方の考え方についてご紹介します。
秋の乾燥は「体の内側の潤い」も奪う
空気が乾くと、皮膚や喉の粘膜からも水分が失われます。
その結果、免疫力が低下しやすく、風邪やウイルス感染を引き起こしやすくなるのです。
さらに、冷たい空気を吸い込むことで気管支が刺激され、「咳が出やすい」「喉が痛い」「声がれが続く」といった症状も起こりやすくなります。
喉と肌を守る日常のセルフケア
日常の中でできる乾燥対策は、意外とシンプルです。
今日からできるケアをいくつかご紹介します。
① 湿度を保つ
室内の湿度は50~60%が理想。加湿器を使うほか、濡れタオルを室内に干すだけでもOKです。
喉の粘膜を守ることで、風邪の予防にもつながります。
また、就寝中の喉の乾燥対策に、マスクを着用することも効果的です。
② 温かい飲み物で「内側から潤す」
常温や温かいお茶、白湯、スープなどでこまめに水分補給を。
冷たい飲み物は一時的に喉を潤すように感じても、体を冷やし、逆に乾燥を悪化させることがあります。
③ 「潤いを補う食材」を意識する
れんこん、はちみつ、ゆり根、白ごま、梨などは、体に潤いを与える代表的な食材です。
肌や喉の乾燥対策として、日常の食卓に取り入れてみましょう。
④ ストレスをためない・睡眠を整える
自律神経の乱れも乾燥の一因。
夜は照明を落としてリラックスし、深呼吸をしてから眠る習慣をつけるとよいでしょう。
東洋医学の視点から
漢方では、秋は「乾燥(燥)」の季節とされ、肺や喉、皮膚など“潤いを好む器官”に影響が出やすい時期と考えられています。
そのため、単に外からの保湿を意識するだけでなく、「体の内側の潤い=陰(いん)」を補うことが大切です。
たとえば、慢性的な喉の乾き、空咳、肌の粉吹きが気になる方は、体の水分バランスが崩れている可能性があります。
体質に合った方法で潤いを補うことで、乾燥に強い体づくりが目指せます。
まとめ
秋の乾燥は、肌だけでなく喉や体内にも影響を及ぼします。
ポイントは、
- 湿度と温度を保つ
- 体を冷やさない
- 潤いを補う食材をとる
- 睡眠とリラックスを大切にする
これらを意識することで、乾燥に負けない健やかな秋を過ごせます。
なつめ薬局では、季節の不調に合わせた体質改善のご相談も承っています。
気になる乾燥症状が続く方は、お気軽にお問い合わせください。
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