季節性うつ|秋〜冬に気分が落ち込みやすい理由と、今日からできるセルフケア


2025.11.25

秋が深まり、日が短くなる頃から

「気分が沈みやすい」「やる気が出ない」「朝がつらい」

――そんなお悩みが増える季節です。

もしかすると、それは “季節性うつ(季節性情動障害)” かもしれません。

特に10月〜2月は発症者が増えやすく、気付かずに放置してしまう方も少なくありません。

今回は、季節性うつの原因とセルフケア、東洋医学の視点等からご説明いたします。


1|季節性うつとは?

季節性うつ(季節性情動障害)は、主に 秋〜冬に気分の落ち込みが現れ、春に回復するタイプのうつ症状 です。

よくみられる症状は:

○朝の起きづらさ

○気力・集中力の低下

○人と会いたくなくなる

○過食(特に甘いもの)

○睡眠時間が増える

気温の変化だけでなく、日照時間の減少が深く関係しています。


2|なぜ季節性うつが起こるのか?

① セロトニン不足

日光を浴びる時間が減ると、心の安定に関わる“セロトニン”が作られにくくなります。

② 体内時計の乱れ

日の出が遅くなることで「朝のスイッチ」が入りにくくなり、睡眠リズムが乱れがちに。

③ 気(エネルギー)の低下

東洋医学では、秋冬は “気が不足しやすい季節”。気が不足すると、気力の低下・意欲の減退・疲労感として表れます。


3|今日からできるセルフケア

■朝の“光”を意識する

カーテンを少し開けて寝る。起床後すぐに窓の近くで5〜10分過ごす。

光は体内時計を整え、セロトニンの分泌にも関わります。

 

■ 温かい飲み物で体を内側から起こす

ほうじ茶、白湯、生姜湯など“温かいもの”は巡りを助け、気持ちの切り替えにも◎。

 

■軽い運動を習慣にする

特におすすめは “朝の散歩”。日光を浴びる × 軽い運動は、セロトニンの分泌がより高まりやすくなります。

 

■寒暖差対策(体温調整)

首・手首・足首を冷やさない。寝る前に湯船で体を温める。自律神経の負担が減り、気分が安定しやすくなります。


4|季節性うつに役立つ東洋医学的サポート

なつめ薬局では、季節性の気分の落ち込みに対して体質ごとに異なるアプローチを行っています。

(例)

「気力が湧かず、疲れやすい」タイプ

エネルギーの不足が背景にあると考え、“気”を補い、元気を底から支えるサポートを行います。

 

「不安感・気分の揺らぎ・寝つきの悪さがある」タイプ

心の高ぶりを静め、内側から落ち着きを整える方向で調整します。

 

「イライラと落ち込みを行き来する」タイプ

気の巡りが滞りやすい状態を整え、情緒のバランスをやさしくサポートします。

 

体質・今の状態・生活リズムを見ながら丁寧に提案しています。


5|いつ相談すべき?

次のような状態が続く場合は、早めの相談をおすすめします。

○2週間以上気分の落ち込みが続く

○眠れない、または寝すぎてしまう

○仕事や家事に手がつかない

○甘い物ばかり食べたくなる

無理に我慢すると悪化することもあります。

「少し変かも?」と感じたら、いつでもご相談ください。


まとめ|秋冬は“気を守り、光を取り入れる”季節

季節性うつは、決して珍しいものではありません。

秋から冬は、心と体にとって負担が大きい季節です。光を浴びる・体を温める・気を補う。――この3つを意識するだけで、心の状態は大きく変化します。

なつめ薬局では、体質に合わせたご相談を行っています。

「最近ちょっと気分が重いかも…」

そんな時は、お気軽にご相談ください。


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