年末の疲れが取れない…その原因と今日からできる疲労ケア
2025.12.22
【結論】年末の疲れは“溜める前に整える”ことが大切
こんにちは。なつめ薬局の管理薬剤師・千知岩(ちぢいわ)です。
12月も後半になると、「一年の疲れがどっと出る」「なんとなくやる気が出ない」
「眠っても疲れが抜けない」こんなお悩みを感じていませんか?
年末の疲れは、単なる“忙しさ”ではなく、東洋医学では 気(エネルギー)の不足や巡りの滞り が重なって起きる不調と考えられます。
今回は、年末に疲れやすくなる理由と、今日からできるケアをまとめました。
ポイント1|年末に“疲れが抜けにくい”3つの理由
東洋医学では、年末の疲れやすさには以下のような要因が重なっていると考えます。
■気(エネルギー)が不足しやすい時期
寒さが深まる冬は、体が自然とエネルギーを消耗しやすくなります。
・朝起きられない
・集中力が続かない
・すぐ疲れる
などのサインが出やすくなります。
■忙しさによる“巡りの滞り”
年末は仕事・家事・行事が重なり、心身が緊張状態に。
気や血の巡りが悪くなることで、
・肩のこり
・頭の重さ
・息が浅くなる
などが起きやすくなります。
■生活リズムの乱れ
睡眠リズムが崩れたり、気ぜわしさで呼吸が浅くなることで、疲れを回復する力が弱まります。
ポイント2|今日からできる“疲れを溜めない”セルフケア
年末の疲れは、少しの習慣で大きく軽減できます。
①「首・お腹・足首」を温める
冷えは巡りを悪くし、疲れをより重く感じさせます。
これらを意識して温めると、全身の巡りが良くなります。
② 深い呼吸で“気”の巡りを整える
疲れが溜まると呼吸が浅くなります。1日30秒でも構いません。
「吐く:6秒/止める:1秒/吸う:3秒」を目安に深呼吸を。
③ 10分だけ横になる
“短い休息”は意外と効果が高いです。
昼寝ではなく、横になり目を閉じるだけでも回復力が上がります。
④ できる日は湯船に
シャワーだけだと緊張が抜けません。
38〜40℃のお湯に10分浸かるだけで、巡りが整い、眠りの質も変わります。
ポイント3|年末の疲れには“体質に合わせたケア”が大切
ひと口に疲労といっても、東洋医学では体質によって原因が異なります。
●気が不足しているタイプ
・朝がつらい
・やる気が出ない
・風邪をひきやすい
●血が不足しているタイプ
・目が疲れやすい
・眠りが浅い
・立ちくらみがある
●巡りが滞っているタイプ
・肩こり
・頭が重い
・イライラしやすい
疲れの種類によって、必要なケアは大きく変わります。
なつめ薬局では、お一人おひとりの体質を丁寧にお聞きし、年末の疲れを軽くするための漢方のご提案も行っています。
まとめ|福井市のなつめ薬局で、年末の疲れを無理なく整える
年末の疲れは、気温・忙しさ・生活リズムの乱れが重なって起こるサインです。
放置すると、年始までだるさを持ち越したり、体調を崩す原因にもなります。
「なんとなく疲れが抜けない…」
「このまま年末を乗り越えられるか不安…」
そんな方は、どうぞお気軽にご相談ください。
お身体の状態に合わせたケア方法を、一緒に考えていきます。
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