冬に備えて、肌の乾燥対策を始めましょう


2024.09.19

こんにちは、なつめ薬局の千知岩です。

 

暑さも少しずつ落ち着き、秋から冬にかけて乾燥が気になる季節がやってきます。

肌の乾燥や荒れは、多くの女性にとって悩みの一つです。

 

そこで今回は、肌の乾燥が気になる方に向けて、女性・男性それぞれの肌トラブルの症状や効果的な対策をご紹介します。

 

ぜひ、今からできるケアを取り入れて、乾燥の季節に負けない美肌を保ちましょう。

 

男性・女性別の肌トラブル症状とは?

 

季節の変わり目、特に秋から冬にかけては肌の乾燥や肌荒れが増えます。

女性と男性では、症状が少し異なることもあります。

 

女性の肌トラブル

 

女性は皮脂量が少ないため、特に目元、口周りの乾燥が気になることが多いです。

 

乾燥によるかゆみや粉吹き、赤みが出やすく、さらに化粧のノリが悪くなることもあります。

 

男性の肌トラブル

 

一方、男性はTゾーン(おでこや鼻周り)の皮脂分泌が多いものの、ひげ剃りによる肌のダメージが原因であごの乾燥が目立つことが多いです。

 

また、男性の肌は厚いため、外部刺激に敏感になりにくい反面、気づいた時には深刻な状態になっていることもありますので注意が必要です。

 

乾燥しやすい場所は?

 

乾燥する部位は、顔全体だけでなく、意外な場所にも症状が出てきます。

肘や膝

手の甲や指先

これらの部位は皮膚が薄く、外部からの刺激を受けやすい場所です。

日頃のケアが不足すると、かゆみや赤みが発生し、肌トラブルが悪化してしまうことがあります。

 

年代別に気を付けるべきこと

 

肌の乾燥や肌荒れは年代ごとに異なる対策が必要です。

<20代>

若い頃は肌の新陳代謝が活発ですが、乾燥しやすい部位はあります。

目元や口元など皮膚が薄い部分に注意しましょう。

また、ストレスや生活習慣の乱れが原因で乾燥しやすくなることもあるので、十分な睡眠とバランスの取れた食事を心がけることが大切です。

 

<30代>

30代になると、肌のターンオーバーが遅くなり、乾燥しやすくなります。

特に頬や額の乾燥に気をつけ、保湿クリームや美容液をこまめに使うことを心がけてみてください。

 

<40代>

40代では、肌の水分保持力が低下し、全体的な乾燥が目立つようになります。

保湿だけでなく、アンチエイジング対策も視野に入れ、コラーゲンやヒアルロン酸を含んだスキンケア製品を取り入れるのが効果的だと言われています。

 

これから冬場に向けての乾燥対策

 

冬になると気温が下がり、空気が一層乾燥します。そのため、今からしっかりとしたケアを行い、冬に備えることが大切です。

 

おすすめのセルフケア

 

保湿重視のスキンケア

化粧水や美容液での保湿だけでなく、クリームでの油分補給も忘れずに行いましょう。

 

適切な洗顔

洗顔後はすぐに保湿を行い、必要な皮脂を失わないように気をつけましょう。

 

加湿器の使用

室内の乾燥を防ぐために加湿器を使い、湿度を50~60%に保つと効果的です。
湿度を保つことで風邪などの予防にも効果があります。

 

バランスの良い食事

ビタミンCやEを含む食品を積極的に摂取し、内側からのケアも忘れずに。

 

漢方薬の視点から

 

なつめ薬局では、乾燥や肌荒れに対して、漢方薬の視点から体のバランスを整えることをオススメしています。

 

漢方は、肌トラブルは体の内側の不調の現れと考え、体の内側から 改善を図ります。

 

特に肌が乾燥しやすい時期は、体の冷えが関与していることも多く、日常の生活習慣や食事の見直しも大切です。

 

もし乾燥や肌荒れが気になる方がいらっしゃいましたら、当薬局までお気軽にご相談ください。

 

お一人おひとりの状態を丁寧にお聞きし、最善のご提案をさせていただきます。

 

こんな時は医療機関の受診を

 

かゆみや赤みがひどい場合や症状が広範囲に及ぶ場合は、医療機関の受診をおすすめしています。

 

特に、強い炎症や痛みがある場合は早めの対応が大切です。

 

無理に自分で対処しようとせず、医師の指示に従って治療を受けることが改善の近道です。

 

まとめ

 

肌の乾燥や肌荒れは、季節の変わり目に特に気をつけたいトラブルの一つです。

 

年代や性別に合わせた対策をとることで、健康的な肌を保つことができます。

 

女性の肌トラブルだけではなく、近年は男性の肌トラブルのご相談も増えてきています。

 

なつめ薬局では、漢方薬による肌トラブル改善のご提案にも力を入れています。

 

肌に関するお悩みがある方は、女性男性問わずに、ぜひお気軽にご相談ください。

 

※ご自身の体質や症状に合った漢方薬を選ぶためには、専門の薬剤師にご相談いただくことをおすすめします

 

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薬剤師  千知岩 祐次