PMSと漢方薬 ~心と体を整えるために~
2025.02.06
こんにちは。なつめ薬局の管理薬剤師 千知岩(ちぢいわ)です。
今日は最近ご相談が多い症状の1つ、PMSに関してブログにまとめてみました。
本当に多くの女性が悩んでいる症状です。何かのお役に立てれば幸いです。
月経前になると、イライラしたり、頭痛がしたり、体が重く感じたり…。
PMS(月経前症候群)に悩まされている方は少なくありません。
特に、寒い時期は、冷えやストレスの影響で症状が悪化しやすく、「どうにかしたい」と思う方も多いのではないでしょうか。
そんなときにお勧めしたいのは、日々の生活の中に漢方薬を取り入れてみることです。
生活習慣の見直しとともに、ご自身の体質に合った漢方薬を飲むことで、PMSの症状を軽減できる効果が期待できます。
|PMSに悩む女性は、たくさんいらっしゃいます
最近の調査では、94.5%の女性が「PMSの症状を感じたことがある」と回答しているそうです。
特に、生理前2日~直前にかけて、約40.6%の方が「最もつらい」と感じているようです。(株式会社エムティーアイ調査)
また、85%以上の女性が「ストレスがPMSを悪化させる」と感じているそうです(公益社団法人 女性の健康とメノポーズ協会調査)
このように、多くの方がPMSによる心身の不調に悩まされています。
|PMSに対する漢方薬の考えかた
PMSはホルモンバランスの変化が大きく影響しています。
漢方の世界では、「気・血・水(き・けつ・すい)」の流れを整えることで、心と体の不調を和らげられると言われています。
【漢方薬の特徴】
●身体的な不調の緩和 … 頭痛や腹痛、むくみなどをやわらげる
●精神的な症状の改善 … イライラや気分の落ち込みを整える
●ホルモンバランスの調整 … 体質を根本から見直し、周期の乱れを整える
体質に合った漢方を取り入れることで、毎月のつらさが軽減される可能性があります。
実際、当薬局にご相談いただいたお客様から「症状が緩和されました」とのお声もいただいています。
|PMSを和らげるための生活習慣
漢方薬とあわせて、日々の生活習慣を見直すことも重要です。PMSの症状を少しでも軽くするために、以下のポイントを意識してみてください。
1.適度な運動を取り入れる
ウォーキングやヨガなどの軽い運動は、ストレスを軽減し、血行を促進する効果があります。体を温めることで冷えによる不調もやわらぎます。
2. 質の良い睡眠を確保する
毎日同じ時間に寝る・起きる習慣をつけることで、自律神経が整い、ホルモンバランスも安定しやすくなります。
3. ストレスを上手に発散する
ストレスがたまるとPMSの症状が悪化しやすくなります。リラックスできる時間を作り、趣味や友人との時間を大切にしましょう。
4.バランスの取れた食事を意識する
特にたんぱく質・マグネシウム・カルシウムを意識的に摂ることで、心身の安定につながります。カフェインやアルコールは、症状を悪化させることがあるため、少し控えめにしていただくことをお勧めしています。
|一人で悩まないで、まずはお気軽にご相談ください
PMSの症状は人それぞれ異なります。
「毎月つらいけれど、どうしたらいいかわからない」「漢方薬に興味はあるけれど、どれを選べばいいのかわからない」そんなときは、お気軽に当薬局までご相談ください。
なつめ薬局では、お一人おひとりのお話をじっくり伺いながら、体質に合った漢方薬をご提案することに力を入れています。
PMSは完全に治るものではありませんが、上手に付き合うことが大切です。
あなたにとって、無理なく続けられる方法を一緒に考えていきましょう。
PMSのつらさを少しでも和らげ、より快適な毎日を過ごせるように。
管理薬剤師 国際中医専門員:千知岩
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○体質に合わせた漢方薬選びをサポート
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(お薬手帳などもお持ちいただくとスムーズです)
○漢方薬の目安:1カ月あたり5,000円~(保険適用外となります)
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